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2023年度教区教化研修計画概要

教区教化テーマ
岐阜地区

岐阜地区教化テーマ   まなこをひらく こころをひらく

重点項目

●宗風の回復 ~『正信偈』の同朋唱和を基本として ~

●寺院・組の教化の活性化 センターと現場の応答

高山地区

高山地区教化テーマ   ――「こなす教化」から「願う教化」へ――

重点項目

●青少幼年教化

●同朋唱和推進

●帰敬式推進

教区教化の方向性

宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要テーマ「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」のもと、慶讃法要をお迎えする。この法要を機縁として、両地区の歴史と現状から見出された課題に応じ、教化事業を展開する。

また教区改編後一つとなった岐阜高山教区として方向性を見定め教化の基盤づくりを行う。

 

重点課題 「場の創造」(真宗の宗風・仏事の回復)」と「人の誕生」(仏弟子)

岐阜高山教区は、美濃・飛騨で歴史や文化が異なるが、ともに真宗の教えと仏事が伝統されてきた地域であり、離れていても歴史的に縁の深い関係性にある。真宗門徒は家庭のお内仏で、正信偈のお勤めをする土徳を創ってきた。真宗の仏事は聞法の場であり、土徳は絶えず念仏者を生み出し続けている。しかし現在、この真宗の宗風は徐々に失われつつあり仏事は簡略化の方向にある。本願念仏の教えと聞法の場を次世代へと継承してゆくため、真宗の宗風・仏事の回復を重点課題とする。

また、慶讃法要テーマに示される「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」は大切な視点を我々に与えている。念仏を通して人生を考える。この一点から「場」(生活)を創り、帰敬式を受けて名実ともに仏弟子となっていく。宗祖が「愚禿釋親鸞」と名告られた意味を、自分の人生に重ね合わせて、人と生まれた意味をたずねていく。

 

重点施策 「同朋唱和」と「帰敬式」の推進

岐阜高山教区では、これらの課題に対し、宗風として伝えられてきた『正信偈』の「同朋唱和」、仏弟子として名告りを上げる「帰敬式」を重点施策として推し進める。

高山地区(旧高山教区)では2019年に行われた教区・別院宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌を機に、真宗仏事の回復という課題から「同朋唱和推進」「帰敬式推進」「青少幼年教化」を三本柱として教化を進めることが確認され、すでに取り組みが始まっている。

岐阜地区においても、旧教区内の地域性の異なりを超えて共有される課題が、「宗風の回復」であることが地区教化センターにおいて確認された。

今後、岐阜高山教区としては、「場の創造」(真宗の宗風・仏事の回復)「人の誕生」(仏弟子)の課題から、第一に「同朋唱和」の推進に取り組む。『正信偈』を皆でお勤めする仏事の伝統を回復し、報恩講への参詣へとつながっていくよう方向を構築する。

次に、この同朋唱和推進事業を起点として、帰敬式受式へと展開する。仏弟子として名告りを上げ歩む人を生み出すために、一人でも多くの方に帰敬式をお受けいただく道筋を作っていく。

 

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