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岐阜地区教化センター

岐阜地区教化センターでは「眼をひらく 心をひらく」をテーマに掲げ、一人ひとりが真実に目覚め、同朋の交わりがひらかれていくことを根本課題とする。

このテーマに基づき、三部会での課題と事業を共有し地域や寺院・門徒と対話を通じて、地区教化のあり方を模索する。

また宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要を機縁として、飛騨御坊真宗教化センターとも連携し、慶讃法要後をも見据えた教区教化のあり方を検討する。

 

宗風の回復 ~『正信偈』の同朋唱和を基本として ~

岐阜地区は、岐阜・西濃・中濃・東濃・郡上と地域によって状況は異なるが、全体として見れば、正信偈のお勤めができる門徒が多い。朝晩、お内仏の前に座り掌を合わせ、法事の場では正信偈を皆で唱和する。このような習慣を通して、縁の中に生きる我が身をいただいてきた真宗門徒の聞法の生活がある。その仏事を通した聞法こそ「真宗の宗風」ではないか。

しかし近年、社会情勢や生活形態の変化などによって、家庭や地域の中で伝わってきたさまざまな事柄が相続されにくい状況にある。関係性の断絶が人を孤独へと追いやり生きる場を失わせている現代にあって、仏事が自分の生き方を見つめる大切な場であり、人と人とのつながりの場であったことがあらためて知らされる。生きる道筋としての「仏事」・「真宗の宗風」の回復が大きな課題である。

センターでは今後、『正信偈』を三淘六首、あるいは同朋奉讃により、「同朋唱和」で勤めることを推奨する。皆がともに念仏し、お勤めすることを通して、人が生きることの意味や人と人とのつながりを確かめていく。

 

寺院・組の教化の活性化 センターと現場の応答

これまでも教区やセンターの中で教化の場作りを行ってきたが、寺院や地域社会がどんな状況にあってどんな問題を抱えているのか十分に把握できていない。これらのことを、対話を通じて確かめる必要があるのではないか。

従来の研修会は教務所・別院を会場とすることが多く、参加できる対象が限定されてしまうという問題があったが、今後、教化センターは寺院やご門徒の声を聞き、教化の現場に出向いていくことを通して、組や地域に応じた教化を模索する。また、住職・寺族のみならず、お寺に関わる人を積極的に見出し、その方々とともに地区全体の教化を作っていくことを目指す。

 

教化の現状と課題

昨年度、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、『聖典学習会』などでオンラインツールを利用した研修会が始まった。これまで教化の対象は、教区の中だけであったが、オンラインの利用によって教区外、あるいは宗派外からの多くの参加を得た。見えてきたことは、教えを聞くことを求める人の存在である。

しかしながら、パソコンやインターネットを利用できない環境にある人も多く存在し、この格差は今後より広がることが予想される。オンラインツールなどの有用性を認めつつも、人と人が直接顔を合わせる場が重要であることを認識した上で、様々な教化の可能性を探る。紙面媒体による発信、インターネットを利用した配信、本山や各教区から発信されるものを利用した少人数での同朋の会など、コロナの状況下でもできる聞法の場作りを模索する。

岐阜地区教化センターでは「眼をひらく 心をひらく」をテーマに掲げ、一人ひとりが真実に目覚め、同朋の交わりがひらかれていくことを根本課題とする。

このテーマに基づき、三部会での課題と事業を共有し地域や寺院・門徒と対話を通じて、地区教化のあり方を模索する。

また宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要を機縁として、飛騨御坊真宗教化センターとも連携し、慶讃法要後をも見据えた教区教化のあり方を検討する。

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