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飛騨御坊真宗教化センター

第1期ご坊センター体制 ー「こなす教化」から「願う教化」へー

◆はじめに

飛騨御坊真宗教化センターは、センター理念に立って運営してまいります。具体的には「高山教区・高山別院 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」の重点施策である「帰敬式推進」「同朋唱和推進」「青少幼年教化」の三本柱をセンター施策の軸として展開してまいります。

「本山→教区→組→寺院→門徒」の教化伝達による縦の教化と、「別院→門徒・一般市民・各寺院」への横の教化による「十文字教化体制」を実あるものとして展開してまいります。

また、「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」を機縁として、慶讃法要後を見据えた教区及びセンター教化のあり方を模索してまいります。

◆飛騨御坊真宗教化センターの事業として大切にしたいこと

飛騨御坊真宗教化センターは、企画会議及び四部会体制により事業を展開していきます。

企画会議は教化の推進に必要な総合企画と四部会間の連絡・調整をはかります。今年度は、親鸞教室(同朋の会推進講座)の検討に着手します。育成部会は、帰敬式実践運動・同朋唱和推進の継続と今後の聖教学習会の検討、青少幼年部会は「ごぼうチャンネル!」を含め青少幼年教化事業、伝道部会は真宗公開講座・ひだご坊一口法話などのサンガ形成事業、広報部会は『ひだご坊』紙の発行やHPの運用などの「届ける教化」の充実により、家庭に出向くご坊の教化を進めていきます。

さらに、このセンター体制の中で理念に掲げられた三本柱について、いかに具体的な形で取り組んでいくのか、併せて、センターが高山地区でより機能していくためには組との連動が不可欠となるため、センター・別院と組が、いかに能率的な関係性を構築できるのかを、継続して検討していきます。

また、教区改編を機に組門徒会研修の持ち方が高山地区において大きく変わりましたが、この研修を手がかりの一つとして、センター・別院についての理解をさらに深める機会となるよう、組と連動して実施の取り組みを進めていきます。

◆高山別院報恩講を教化の集大成として

教化の集大成を地域の中心道場である高山別院の報恩講と位置付け、別院と寺院が連動した教化体制を構築すべく取り組みを進めてまいります。

報恩講中の帰敬式受式を幅広く地域のご門徒に呼び掛け、帰依三宝の精神に立つ名実ともなった真宗門徒の誕生を願います。

聖徳太子千四百回忌にあたり飛騨地方における法宝物等の展覧会を開催し、日本に仏教の礎を築き帰依三宝の精神を発揚された太子を顕彰してまいります。

◆教区教化のこれから

2020年7月1日には岐阜高山教区が発足し、岐阜地区と一つの教区となってより良い教区を形作り、高山地区の教化活動がより活発化することを期待するものでしたが、コロナの影響により、相互の人的交流もままならず、新教区として歩み出したという実感を得るものではありませんでした。

しかしこの状況を、これまでの教化活動が十分なものであったのかを確認し、「こなす教化」から「願う教化」への転換をはかる大切な時間と捉え、また岐阜地区教化センターと連動し人的交流を深めつつ、教区教化のあり方について模索してまいります。

※2020年度~2022年度を「第1期ご坊センター体制」と見据える。

以 上

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